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2024.03.30
moumoune hēritage ムゥムゥヌゥ エリタージュについて
moumoune hēritage (ムゥムゥヌゥ エリタージュ)
エリタージュ【仏】ヘリテージ【英】
(遺産、継承物、伝統、伝承)
テーマは、伝統的なオブジェ、フォルム。
moumouneのDNAである「フワフワ」はぶれずに継承させ、
いつものムゥムゥヌゥとはまた違ったイメージのシリーズです。
2023年秋に第1弾としてビットローファーがデビューしました。
- 本体に使用するレザーは、moumouneと同じ撥水加工が施されたソフトシープレザー。スペインのシープをメインに日本でmoumoune用に色付けされたオリジナル素材。発色も綺麗で足あたりも牛革に比べるととてもソフトです。
- 裏は豚裏革を使用して発汗性を良くし、保形性も人工の素材より格段に上がります。つま先部に分は足あたりの良い抗菌のクッション素材を使用。
- 中敷きもmoumouneと同じ抗菌防臭加工の本ヌメ革を使用。クッション性に富んだ、姉妹ブランドであるfftonと同じカップインソールを採用。スニーカーから履き替えてもできるだけ違和感のない様にしながら、カジュアルすぎ無い少し大人の雰囲気を醸し出します。
- 30年以上靴の設計に携わり、長年培った経験を活かしながらできたのがムゥムゥヌゥ・エリタージュシリーズ。見た目のかっちり感を残しつつmoumouneのフワフワした履き心地。相反する要素を極限まで追求しております。
踵に芯材が入っていないので、サッと履くときには踵を倒して履くこともできますが、作り手としてはお勧め致しません。
キチンと踵を立てて履くことを推奨します。
この靴の特徴として、踵の表革と裏革の間に1ミリのクッション素材が入っています。
これにより踵の足当たりもソフトになり、踵に芯が無い靴にありがちな「履いているうちに踵だけが下がってきて靴が擦り切れる」と言うことはございません。
余談ですが、
ものつくりとは不思議な物で、壁にぶち当たり、それでも諦めずにもがき続けると、無駄と思えても頑張って経験してきたことや、何からでもインスピレーションを受けようとする好奇心により蓄積されたアイデアが突然「神の如く」降ってきます。
この小さなアイデアもそうです。
元々は完成していた靴に突如として現れたアイデアでしたが、それには大きな効果がありました。
エリタージュシリーズは、価格設定が少し高くなっておりますが、
これまでに培った経験と、作り手の想いがそれ以上に詰まったお買い得な商品です。